
サイード・アル・バタティ
アル・ムッカラー:19日、イエメンの大統領指導評議会の議長と他のメンバーは、南部の港湾都市アデンで議会の特別会合の前に就任宣誓を行った。
イエメンのアブドラッボ・マンスール・ハーディ元大統領が、国家を運営し、イランが支援するフーシ派との平和と戦争の取り組みを主導する評議会に権限を委譲した後、イエメンのベテラン政治家で治安当局者でもあるラシャド・アルアリミ氏が率いる8人の評議会が4月7日に創設された。
同評議会は、ジャイアンツ・ブリゲードや国民抵抗軍などの強力な軍事ユニットの指導者、南部暫定評議会、各県の知事などで構成されている。分断された政治勢力と軍隊をその傘下に統合することを期待されており、崩壊しつつあるサービスや通貨の下落を含む、同国の厄介な問題に取り組む責任も負う。
宣誓式は、治安対策が強化される中、イエメンの暫定首都アデンの非公開の場所で開催され、国連と米国のイエメン特使、EUと湾岸協力理事会のイエメン大使、イエメンの高官らが出席した。
この同じ会合で、議会は、マイーン・アブドルマリク・サイード首相の政権に対する、および経済再生と収益拡大の計画に対する信頼を再確認した。
イエメン情報省次官アブドゥル・バセット・アルカイディ氏は、アデンのアラブニュースに対し、議会、ショウラ評議会、政府、同国大統領を含む国内の主要機関すべてが戦争開始以降初めてアデンに滞在したことから、この集会は「歴史的」なものとなったと述べた。
「これは本当に歴史的で、大幅に遅れたが、結果を示す会合となるだろう」とアルカイディ氏は述べた。
同式典に出席した西洋の特使らは、新しい評議会がイエメンでの戦争終結に向けた包括的な和平協定の達成に役立つことへの期待を表明した。
「多くのイエメン市民にとって、希望の瞬間である。我々は、この評議会がイエメンにおける公正で包摂的な和平に向けて取り組むことを信じている」と、駐イエメン・オランダ大使のピーター・デレク・ホフ氏はツイッターで述べた。