
アラブニュース
ロンドン:UAEのシェイク・アブダッラー・ビン・ザーイド外務・国際協力大臣が木曜、エルサレムの状況を沈静化し、アル・アクサモスクの神聖さを侵害する行為を止める必要性を呼びかけた。国営通信社WAMが報じた。
同大臣の発言は、イスラエルのヤイール・ラピード外務大臣との電話会談中に行われた。この電話会談では、二国間の関係や協力についても議論された。
最近1週間、特にイスラム教のラマダン期間中、暴力事件が急増し、パレスチナ人とイスラエル機動隊との間で衝突が起こっていた。イスラエルとパレスチナがより広範な紛争状態へと逆戻りし、その影響が地域に波及することへの懸念が高まっている。
「シェイク・アブダッラーは、エルサレムの法的・歴史的現状を尊重し、ヨルダン・ハシェミット王国の国際法に基づく聖地管理人としての役割に敬意を払う必要性を強調した」と、WAMは報じた。
アブダッラー外相は、「旗の行進」がダマスカス門に到達するのを止める他、金曜からラマダンの終わりまで非イスラム教徒の訪問者がアル・アクサの中庭に入るのを防ぐとした、イスラエル政府の決定を歓迎した。
「我々の地域には、安定と、あらゆる進路に沿った発展で前進するための協力が必要である。それによって、進歩と繁栄を目指すこの地域の人々の願望を達成することができる」と、アブダッラー外相は述べた。
また、過越祭に際してラピード外相に挨拶を述べ、あらゆる領域でイスラエルとの相互協力を強化し、地域の平和と安定を高めるために協力することを期待していると話した。
両者はまた、相互の関心事である最新の地域的・国際的な進展状況についても議論した。
一方、アブダッラー外相は別の電話会談で、新しくパキスタン外務大臣に就任したヒナ・ラバニ・カー氏に祝辞を述べ、新たな任務での成功を祈念した。
また、首長国とパキスタンの二国間関係の深さと、あらゆる分野において相互協力を強化する意欲を強調した。