アラブニュース
ロンドン:アラブ諸国は月曜日、イスラエル・パレスチナ間の紛争に焦点を当てた国連安全保障理事会の白熱した会合の中、イスラエルを批判した。
アラブ諸国代表は、パレスチナ人に対するイスラエル軍の行動、特に週末に東エルサレムとアル・アクサ・モスクで発生した暴力に反対を表明した。
イスラエルは、国連安保理がパレスチナ側のテロ集団の活動や、イランの高まる脅威を無視していると批判した。
国連中東和平プロセス特別調整官のトル・ウェネスランド氏は、イスラエル軍との衝突で女性3人と子ども4人を含む23人のパレスチナ人が死亡し、警察と入植者によって541人が負傷したと述べた。
また、女性2人を含むイスラエル人12人と外国人3人がパレスチナ人に殺害され、82人が負傷したという。
パレスチナの国連常任オブザーバー、リヤド・マンスール氏は、イスラエル軍が行った暴力について、「お気に入りの正当化、つまり安全保障に頼っている」と述べた。
「それは、万能の正当化だ。不法占拠を正当化するための安全保障、強制移住を正当化するための安全保障、非人道的な封鎖を正当化するための安全保障、通学途中の子どもを殺すことを正当化するための安全保障、近隣地域全体を爆撃することを正当化するための安全保障、我々の人々、我々の土地、我々の聖地を攻撃することを正当化するための安全保障だ」
「彼らは我々の礼拝者に『テロリスト』というレッテルを貼った。歪曲は際限なく続いている。これは、侮辱的かつ危険だ」
イスラエルの国連大使ジラード・アーデン氏は、イスラエルは「テロの波」のなかで攻撃を受けていることが分かったと述べた。
彼は、国連安保理がイランとそのレバノンにおける活動、核開発計画を問題視しなかったことを批判し、「地域の安全保障に対する真の脅威だ」と指摘した。
ヒズボラは「レバノンで保有する兵器を10倍に増やした」と述べ、「彼らは、イランというさらに破壊的な脅威に属するテロの触手の一つに過ぎない」と付け加えた。
「ヒズボラはイランが資金と武器を提供する6つのテロ代理軍の1つである。イランは世界一のテロ支援国家として、これらの軍を利用して地域全体に死と混沌を広げている」
「私たちが話している間にも、イランの遠心分離機は回り続けている。最高指導者アヤトラの政権は、核爆弾に十分な量のウランを濃縮するまで、あと数週間しかないのだ」
「世界の安全保障を担う機関が、中東に関するこの議論の大半をイランの核の脅威に費やさないことはありえるのだろうか?」
「イランのテロの代理勢力が核の傘の下で活動できるようになったとき、中東がどのようになるのかを想像してみてほしい」とアーデン氏は続けた。
「フーシ派が核の後ろ盾を得れば、国際貿易路や民間インフラへの攻撃はどれほど大胆になるだろうか?」
しかし、他の国々は、イスラエルがここ数日パレスチナ人に対して行っている行動を批判した。アルジェリアは、国連安保理の同会議からあと少しで「1948年にイスラエルが独立宣言を行うと同時に、パレスチナ人が土地を奪われてから」74周年になることに触れた。「パレスチナ人は、『その土地の占領を拒否し、自決の権利を求めたこと』のみが唯一の過ちだった人々である」
ヨルダン、トルコ、モロッコ、レバノン、UAEもイスラエルを批判し、状況の緩和を呼びかけた。
UAEは、この瞬間を「重大な岐路」と呼び、「イスラエル軍によるアル・アクサ・モスクへの度重なる侵入、およびアル・ハラム・アル・シャリフの中庭で入植者が行った暴行」を非難した。
米国のリチャード・ミルズ・ジュニア国連副大使は、ガザの状況も絶望的になっており、国際的な支援を必要としていると警告した。
「ガザでは、人道的救済、再建、復興の必要性が依然として高い。我々は、すべての加盟国が、一般のパレスチナ人が必要としているものを提供するために……財政的貢献を含む、具体的な援助を提供することを奨励する」