


モハメド・アブ・ザイド
カイロ:エジプト、ヨルダン、アラブ首長国連邦(UAE)の3ヶ国は共同で、イスラエルが、二国家解決に支障をきたすあらゆる措置を中止することが重要だと主張し、またイスラエル・パレスチナ問題を国際法に則って解決するよう、交渉の場に戻ってくることの必要性を強調した。
エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は、ヨルダンのアブドッラー国王とアブダビのシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド皇太子をカイロ国際空港で出迎えた。
エジプト大統領府報道官は次のように伝えた。「ビジョンと行動を統一し、アラブ諸国による共同の活動を支援し、また国家安全保障の維持に必要な努力を行うことを目的として、共通の利害を有するあらゆる問題と訴訟について継続して協議と調整を図っていくことで一致した」
会談では、地域の最新情勢、特に緊張を高めるイスラエル・パレスチナ間の問題が審議された。
三首脳は、「エルサレムに平穏を取り戻すための努力を続けることの重要性と、アル・アクサモスクの法的・歴史的現状を尊重することの必要性」を強調した。
ロシア・ウクライナ戦争について三者は、「対話と外交による解決を優先することが重要であり、国際的な安全と安定を確保する形で、この危機の政治的妥結を加速させることが肝要だ」と主張した。
ムハンマド皇太子は、「UAEは地域の国々や人々のため、アラブ諸国による協力関係を強化する努力を続けてまいります」と述べた。