
ラシード・ハッサン
リヤド:サウジアラビア在住のレバノン人が6日に、祖国の議会選挙の投票を行う。
レバノンのファウジ・カバラ駐サウジアラビア大使は、アラブニュースに次のように語っている。「国外居住者の皆さんは、5月6日にディプロマティック・クォーターのレバノン大使館で投票を行います。投票できるのは午前7時から午後10時まで。大使館には、投票を無事完了させるための特別な対応がなされています」
9000人近くがリヤドとダンマンで投票する予定だと大使は述べ、「ジェッダにも投票所があり、4500人ほどのレバノン人が来場すると思われます。投票終了後、投票用紙はベイルートに送られ、レバノンで5月15日に投じられる票とともに集計されます」と続けた。
サウジアラビアで働くレバノン人のラファト・アウン氏は、アラブニュースに次のように話してくれた。「レバノンの現在の政治状況は将来を左右し、国の運命を決めるでしょう。過去32年間の金融・財政政策のせいで、レバノンは大きな危機の中にあります。議席の割り当てや汚職に加え、中間層をなくすような政策のせいで国は破綻状態にあります。そのため今はデリケートで神経質な段階なのです」
国民は自らの運命を自分たちで決め、トップにいるエリート層を政府から取り除きたいと考えている、とアウン氏は続ける。
「エリートたちが国民に嘘をつき、彼らのスローガンが様々な派閥や宗教に基づく分裂をもたらしたことが明らかとなりました。まだ2週間あります。人々が目を覚まし、国を刷新するような変化をもたらすことを願っています」