
アラブニュース ドバイ
国営サウジ通信(SPA)が29日伝えたところによると、イエメン・バイダー県で少年1人を含む民間人2人が同国武装組織フーシの地雷により死亡した。
14歳の少年と成人男性は羊の世話をしていて地雷の爆発により死亡。ほかに民間人2人も負傷している。
フーシの戦闘員らはまた、ダーリウ県での軍事パレードも襲撃、これにより少なくとも兵士6人と子供4人が死亡した。
大統領派武装組織が新兵に向けた軍事パレードを挙行するなか、弾道ミサイルがサッカー場に着弾した。
グラウンド端のステージに穴が開いているようすが襲撃を伝える映像としてネット上に出回っている。
イエメン紛争は、2014年に武装組織フーシが同国首都サヌアを奪取したことから始まった。フーシはアブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領による政権を追放した。
国連はイエメンの状況を世界最悪の人道危機と表現している。