
ティラナ:アルバニア内務省は28日、アルバニア人女性4人と子供9人(全員がシリアとイラクで戦う過激派グループに参加したアルバニア人の親族)が、シリアのキャンプから送還されたと発表した。
隣国コソボのプリシュティナ・アデム・ジャシャリ空港に降り立った13人は、「地獄のキャンプを去る他のコソボ市民」と同行していたと声明で発表があった。その人数は明らかにされていない。同省が公開した動画には、少なくとも1人の男性の顔が不鮮明だが映しだされていた。
空港で演説したアルバニアのブレディ・チュチ内相は、米国当局と送還作業で重要な役割を果たしたレバノンのアッバス・イブラヒム小将に謝意を表明した。
コソボ内相のXhelal Zvecla氏は、送還されたコソボ市民に関する詳細は明らかにしなかったが、専門機関が彼らを保護し「リハビリ」と「脱過激派」の対処をすることを保証した。
チュチ内相によると、ダーイシュに参加し、ほとんどの場合戦闘で死亡した夫や父親を持つアルバニア人の女性と子ども43人が、2018年以降4回にわたる送還で本国へ戻されたという。
チュチ内相は、アルバニアはいまだキャンプにいる市民のリストを所持しており、彼らを連れ戻す努力を続けると述べた。
コソボは2019年以降、少なくとも121人を本国へ送還している。
「我々はキャンプに残っているアルバニア人を、一人の子供や女性も残らず全員、必ず連れ戻すとアルバニア国民に断言したい」とチュチ内相が語った。
2010年代初頭、アルバニアとコソボから何百人もの人々がシリアとイラクで戦うダーイシュおよびその他のグループに参加した。
その多くが殺害され、残された妻や子供たちは現在シリアのキャンプで孤立無援の状態にいる。
AP