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イラン東部で列車脱線事故、少なくとも21人が死亡、47人が負傷

上の写真は、マシュハドとヤズドの間の路線の、イラン中部の都市タバス近郊で掘削機に衝突した後に脱線した列車。(イラン赤新月社/AFP経由)
上の写真は、マシュハドとヤズドの間の路線の、イラン中部の都市タバス近郊で掘削機に衝突した後に脱線した列車。(イラン赤新月社/AFP経由)
上の写真は、マシュハドとヤズドの間の路線の、イラン中部の都市タバス近郊で掘削機に衝突した後に脱線した列車。(イラン赤新月社/AFP経由)
上の写真は、マシュハドとヤズドの間の路線の、イラン中部の都市タバス近郊で掘削機に衝突した後に脱線した列車。(イラン赤新月社/AFP経由)
上の写真は、マシュハドとヤズドの間の路線の、イラン中部の都市タバス近郊で掘削機に衝突した後に脱線した列車。(イラン赤新月社/AFP経由)
上の写真は、マシュハドとヤズドの間の路線の、イラン中部の都市タバス近郊で掘削機に衝突した後に脱線した列車。(イラン赤新月社/AFP経由)
上の写真は、マシュハドとヤズドの間の路線の、イラン中部の都市タバス近郊で掘削機に衝突した後に脱線した列車。(イラン赤新月社/AFP経由)
上の写真は、マシュハドとヤズドの間の路線の、イラン中部の都市タバス近郊で掘削機に衝突した後に脱線した列車。(イラン赤新月社/AFP経由)
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09 Jun 2022 02:06:51 GMT9
09 Jun 2022 02:06:51 GMT9
  • 砂漠の街タバス近郊で早朝の暗闇の中、7両編成の列車のうち4両が脱線した
  • 死傷者数が増える見込みであると報じられた

テヘラン:イラン東部を走行中の旅客列車が水曜未明、掘削機に衝突し、約半数の車両が脱線して、少なくとも21人が死亡、さらに47人が負傷したと当局が発表した。

砂漠の街タバス近郊で起きた脱線事故は、テヘランが米国の制裁下で苦境に立たされ、世界各国との核合意への復帰が疑問視される中、イスラム共和国を襲ったここ数週間の災害のうち直近のものとなった。

国営イスラム共和国鉄道が運行する列車は、テヘランの南東約550キロにあるタバスからヤズドまで、約350人の乗客を乗せて移動していた。列車は田舎の低木地帯で鉄道の高架上を走行中に掘削機に衝突し、車両と乗客が投げ出された。

「乗客は車内でボールのように空中で跳ねていた」と、この事故で負傷したある乗客はイラン国営テレビに語った。

国営イスラム共和国通信は、緊急事態の対応を行う関係者らの発言をもとに、死傷者の数を伝えた。

救急車とヘリコプターを伴った救助隊が、通信手段の乏しい遠隔地に到着した。十数人が重症を負い、何人かは地元の病院に移されたと関係者は述べた。

砂漠の災害現場の空撮映像では、列車の車両が横倒しになり、負傷者の手当てをしようとする救助隊が現場で走っている姿も見られた。

国営テレビはその後、負傷者が治療を受けた病院からの映像を放映した。負傷者の1人は、脱線する前に列車が急にブレーキをかけ、その後減速したのを感じたと語った。

この脱線事故はタバスから約50キロの地点で発生した。

事故はまだ調査中であると報じられた。最初の報道では、列車は線路の近くで掘削機と衝突したとされていたが、掘削機が夜間に線路の近くにあった理由はすぐには明らかにされなかった。ある関係者は、それが修理作業の一部であった可能性を示唆している。

イランのイブラヒム・ライシ大統領はこの事故に哀悼の意を表し、原因解明に向けて調査を行うことを発表した。

イランで発生した過去最悪の列車事故は2004年のもので、ガソリンや、肥料、硫黄、綿花を積んだ暴走列車が歴史都市ネイシャーブル近郊で衝突し、約320人が死亡、460人が負傷、5つの村に被害が出た。2016年にも、イラン北部で列車の衝突事故が発生し、少なくとも43人が死亡、約100人が負傷した。

イランには、テキサス州の約2.5倍の大きさである国土の隅から隅まで、約14,000kmの鉄道路線が敷設されている。この鉄道システムは特に農村部において、人と物資の両方を国中に送り出している。

また、イランの高速道路では年間約1万7000人が死亡しており、世界で最悪の交通安全記録を持っている。この死者数の多さは、交通法規の無視や、危険な車、不十分な救急サービスなどが原因であるとされている。

核合意の崩壊をめぐる米国の制裁ですでに疲弊しているイランは、同国南西部にある建物が崩壊した事故で死亡した、少なくとも41人の死を悼んでいる。

AP

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