
ラエド・オマリ
アンマン:学生からセクハラで告発されたヨルダンの大学教授が停職処分となり、さらなる捜査のために検事総長に送致された。
ヨルダン科学技術大学(JUST)の当局は水曜日、カレド・サレム学長が、司法調査の結果が出るまで教授を停職処分にすることを決定したと発表した。
最近、北部の都市イルビドにあるJUSTの学生たちが、SNSへの一連の投稿において物理学教授の行為を告発し、国民の怒りを掻き立てた。
JUSTを指すハッシュタグ#Techno_harasserがオンラインで拡散し、教授のセクハラ疑惑の告発を学生たちがシェアした。彼らのツイートや投稿の中には、学生と教授の間で交わされたとされるチャットログを掲載したものもあった。
学生たちは、教授による女子学生へのハラスメントは長年にわたって行われていると主張した。
これらの主張の多く、特に、JUSTの女子学生が投稿した、教授による学生へのハラスメントを記録したとされる音声録音は、SNSユーザーによって拡散された。
ある学生は、教授は女子学生たちを研究室に呼んで私的に会っていたが、その後の数回の訴えに対して大学は対応しなかったと主張している。
JUSTは声明の中で、疑惑を調査するための調査委員会を立ち上げたと発表し、被害を受けた学生に対し申し出るよう促した。
教授は多数のメディアに取り上げられているが、アラブニュースは調査の機密性に関わる理由により彼の名前を伏せている。
ヨルダンのロヤTVの取材に対し、教授は自分に対する全ての疑惑を否定し、自分はJUSTの学生が始めた「中傷キャンペーン」の標的になったと語った。
教授はまた、学生がSNSに投稿した動画や音声は「捏造」だと主張し、自分はJUSTの物理学教授として30年間「恥じるところのないキャリア」を維持してきたと言った。
一部の学生はおそらく試験に落ちたことに腹を立て「復讐のために中傷キャンペーンを始めた」のだろうと教授は語った。
自分に向けられた疑惑について裁判所に訴えたと教授は述べた。
ロヤTVの取材に対し、匿名希望のJUSTの女子学生は、教授から研究室に呼ばれて「言葉によるハラスメントを受けた」と主張し、この事件が起きたことを証明するテキストメッセージを持っていると語った。
別の女子学生が同級生たちを代表して語ったところでは、教授は不適切に「2人の女子学生に触った」という。教授は女子学生のみのグループを作っており、言うことを聞かないと試験に落第させると学生たちを「脅迫」したと彼女は言っている。
教授は疑惑を否定し、どの女子学生にも触ったことはなく、プロフェッショナルで恥じるところのないキャリアを維持してきたと主張している。