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ガザで「厳しい戦争」に直面するイスラエル砲兵

イスラエル・ハマス間のガザでの戦闘は、7日火曜日も続いた。(AFP通信)
イスラエル・ハマス間のガザでの戦闘は、7日火曜日も続いた。(AFP通信)
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08 Nov 2023 04:11:53 GMT9
08 Nov 2023 04:11:53 GMT9

ガザ:ベテラン将校のツヴィ・コレツキ氏は過去25年間、パレスチナ武装勢力に対する多くの作戦に関与してきたが、ガザにおけるハマスとイスラエルとの戦いは「今までより厳しい戦争」になると考えている。

47歳の予備役中佐である同氏の周りにいる何十人もの若い徴兵兵の多くは同氏の年齢の半分という若さであり、戦闘経験はない。

イスラエルとガザの間の国境では、砲兵連隊の大砲が周囲を囲む樹木のカーテンの向こうにある見えない標的に向けて、昼夜を問わず発砲している。コレツキ氏は10月7日に連隊に呼び戻された。

同氏は、イスラエルがハマス打倒に真剣に取り組んだのは初めてだと語った。しかし、「今までより厳しい戦争になるでしょう」と付け加えた。

「ここからガザに向けて発砲する銃を配備するのは、6回目か7回目になります」と述べ、カーキ色のバケットハットの縁の下で目を細めた。

「これが最後であって欲しいと願っています」

配備されて1か月が経過したが、周りの若い兵士たちは不平不満を口にしないという。「どれほどの期間続くのか。いつ終わるんだろう」と尋ねることはない。

「今回、このような疑問を抱いてはいません。私たちが経験したことを思えば、当然のことだと思います」と付け加えた。

「今回のミッションは非常に明確なので、多くを説明する必要はないでしょう」

「先を考えすぎると、士気が低下する可能性があります」と、21歳のナヴァド伍長は述べた。「誰にとっても辛く怖いことで、ストレスもあるけれど、私たちは強いです」とフランス系イスラエル人である伍長は語った。

兵士らの足元では、重機が地面を掘り起こしている。日差しが照りつけるその場所に、イスラエル軍は数キロメートルの射程を持つ榴弾砲を配備した。「昼夜を問わず常に警戒態勢にあります」とナヴァド氏は述べた。「砲撃が必要になったらすぐに座標を取得し、いつでもテロリストの標的に発砲します」

「標的は見えないので、標的の座標を教えてくれる前方監視員がいるか、(ドローン)またはレーダーを使って自分で座標を取得しているかのどちらかです」とコレツキ氏は述べた。

イスラエル軍によると、ガザ北部を包囲する歩兵部隊と装甲部隊の前進を支援するために、前線から遠く離れた場所で大砲を使用している。

AFP

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