


モハメド・アブ・ザイド
カイロ:エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は21日、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子と接見した。皇太子は、ヨルダン、その後にトルコを歴訪する外遊の一環として、現在カイロを訪れている。
エルシーシ大統領と皇太子は、さまざまな分野におけるサウジアラビアとエジプトの二国間関係を強化する方法について議論するとともに、興味を共有する地域および国際的な政治問題について話し合った。
#WATCH: #SaudiArabia's Crown Prince Mohammed bin Salman at an official reception with #Egypt President El-Sisi at the Al-Ittihadiya Palace in Cairo (Video: @alekhbariyatv) https://t.co/BVoBuRuf4S pic.twitter.com/56twkIx7SQ
— Arab News (@arabnews) June 21, 2022
エジプト大統領府報道官は、話し合いは「エジプトとサウジアラビアの深く歴史的な戦略的パートナーシップの枠組みの中で行われ、両国の利益、友好関係にある両国民の利益、アラブ国家・イスラム国家の利益に向けた統一ビジョンを持ち、安全保障、安定化、発展、和平の実現を目指すものである」と述べた。
サウジアラビアとエジプトは21日、総額77億ドルに相当する14の協定を締結した。それらは、エネルギー、情報技術、電子商取引、医薬品、インフラ、サイバーセキュリティー、食品、港湾、物流といった極めて重要な経済分野を網羅している。
なかでも目を引く協定としては、アジュラーン・ブロス・ホールディング・グループとアラブ・サプライチェーン・グループがエジプト石油貯蔵センターの建設で協定を結び、アクアパワーがエジプト電力会社と1100メガワットのクリーンエネルギー発電で締結し、アジュラーン・ブロスとサミサード・グループが再生可能エネルギーと淡水化への投資で締結した。