

モダセル・イスラミ
カブール: 木曜日、アフガニスタン東部では、壊滅的な地震の生存者を助けようと救助隊が救援活動を続けていた。当局の発表によると、この地震により山岳地帯で少なくとも1000人が死亡した。
火曜日の夜、パキスタンに隣接するパクティカ州とホースト州でマグニチュード6.1の地震が発生し、住民が眠っていた時に家々を倒壊させた。
パクティカ州の被害が最も大きかった。当局の推定によると、同州のガヤン地区とバルマル地区だけで1000人以上が死亡、1500人以上が負傷した。
山間の村々である被災地での捜索・救援活動が激しい雨と通信状態の悪さに阻まれ、被害状況がなかなか明らかにならなかった。緊急物資を届けるために派遣された国連世界食糧計画のチームの推定によると、最も被害の大きかった地域では家屋の70%以上が倒壊した。
「地域全体がまるでオープンキャンプのようです」と、ガヤン地区に到着した救助隊員のカイス・モハマド・ムスリムさんはアラブニュースに対し語った。「人々には避難所がなく、食べる物もありません。この地域(に届いた)救援物資は今のところ少なすぎて不十分です」
パクティカ州に住むアブドル・クドスさんは、これほど強く破壊的な地震は経験したことがないと語った。
「バルマル地区とガヤン地区では村々全体が土に埋もれてしまいました。全員が亡くなってしまった家族もいます」と彼は言った。「彼らを助けるためにできる限りのことをしなければなりません。これ以上の被害と犠牲者を出さないように、国際社会は緊急支援を届ける必要があります」
救助隊は重機や適切な医療サポートがないまま活動しているため、救援は困難に直面している。昨年8月にタリバンが権力を掌握した後、多くの国際支援機関がアフガニスタンから引き上げたからだ。
タリバン政権による国際支援の要請に続いて、同政権のザビフラ・ムジャヒド首席報道官は木曜日、カタールとイランから救援物資を載せた飛行機が既に到着しており、パキスタンからは食料を積んだトラックが陸路でパクティカ州に着いたと発表した。
しかし、さらなる支援が必要とされている。
水曜日にパクティカ州に到着した、アフガン支援団体であるエフサス社会福祉サービス機構のナイム・ハキムさんは、地元の病院が負傷者の治療に苦労していると語った。
「重傷者の(ための)血液、それと医薬品が緊急に必要です」と彼はアラブニュースに語った。「昨日から600~700人の負傷者がウルグン地区の最寄りの病院に運び込まれました。今日もまだ約200人がそこにいます。重傷者は州都シャラナの軍病院か、ガルデズやガズニの病院に移されました」
今回の地震は、1998年にアフガニスタン北部のタカール州で発生し4000人以上の死者を出したマグニチュード6.5の地震以来、最大の被害をもたらした。
国連のラミズ・アラクバロフ・アフガニスタン担当副特別代表は水曜日、この災害への対応に少なくとも1500万ドルの支援が必要だと述べた。必要とされる額は今後さらに増えるものと思われる。