
ヤシン・モハマド
カイロ:エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領はアラビア湾岸歴訪の第2段階でバーレーンのハマド国王と会談した。
オマーンを訪問した後、エルシーシ大統領はバーレーン国王と会い、地域問題や戦略的協力について話し合った。
マナマのサヒール宮殿で行われた会談には、バーレーンの首相を務めるサルマン・ハリファ皇太子も同席した。会談中、エルシーシ大統領は、エジプトが「あらゆる分野でバーレーン王国との協力関係を発展させたいと強く望んでること」をあらためて表明した。
エルシーシ氏を首都マナマで歓迎したハマド国王は、「(あなたの訪問は)卓越した両国関係が唯一無二であることを示している。そして、両国に利益をもたらし、エジプトの問題を解決するため、共通の関心事である地域問題に関して意思疎通・調整・協議を行う両首脳の熱意を体現している」と述べた。バーレーン通信が報じた。
ハマド国王は、バーレーンのエジプト人コミュニティが「有能」で、バーレーンの発展に貢献していることを称賛した。そして、両国には「長い歴史と発展した今」があり、「二国間協力を進めて視野を広げるという不変の熱意」を共有していると述べた。
エルシーシ氏のアプローチで、エジプトは「先駆的な発展の復活や重要な計画、あらゆる分野で達成した質的な成果」を経験している、とハマド国王は指摘した。
ハマド国王はまた、エジプトの「地域の安全と安定を支える基本的な柱としての極めて重要かつ堅実な役割と、自国の大義を支援し、地域の現在の課題に直面している一般のアラブ人のための一連の作業を強化するための高く評価されている取り組み」を称賛した。
エルシーシ氏の外遊の前に、ジョー・バイデン米大統領が7月中旬にサウジアラビアを訪問し、湾岸諸国の指導者らとともに合同首脳会議に出席することが最近発表された。
エジプト大統領府の公式報道官は次のように述べた。「現段階では、アラブの国家安全保障を守るため、そしてアラブ諸国の内政に干渉し、不安定化させようとする試みに立ち向かうために、協力して努力する必要がある」