インド、オラガダム:日産自動車は、ルノーの電気自動車(EV)部門であるアンペールの上場計画が頓挫した後も、アンペールに投資する。
日産の内田誠最高経営責任者(CEO)は2日、インド南部の都市チェンナイでの記者会見で、「我々は世界的な(EV)プレーヤーになりたい」と述べ、ルノーとのパートナーシップを深めたいと付け加えた。
「したがって、IPOの有無にかかわらず、我々はアンペールに注目している。私たちはすでにアンペールへの、投資について話し合っています」と内田氏は付け加えた。
日産は12月、ルノーのEV事業であるアンペールに6億ユーロ(6億5000万ドル)を投資することを明らかにした。
ルノーのトップは先月、この決定によって日産や長年のパートナーである三菱からの投資が遅れることはないと述べた。日産自動車のトップもこの日、この発言を繰り返した。
91年の歴史を持つ日産自動車は、かつて電気自動車「リーフ」でEVのパイオニアとなったが、中国のBYDやテスラ、その他のグローバル自動車メーカーとのEV分野での厳しい競争を食い止めるための戦略的入札として、国内のライバルである本田技研工業との提携も同時に進めている。
「ホンダとは、フィージビリティ・スタディを始めたところです」と内田氏は水曜日に記者団に語った。
締結された拘束力のない覚書によると、日産とホンダは「協業の可能性」のある分野を検討しているが、その範囲はまだ決定していない。
内田氏は今月初め、日産とホンダは国内外を問わず、どの地域でも協業することに前向きであると語っていた。
ロイター