
ハルツーム:スーダンの青ナイル州で起きた土地をめぐる部族間衝突で105人が死亡、291人が負傷した。スーダン保健相が水曜日、死者数を更新して伝えた。
7月11日、エチオピアと南スーダンとの国境沿いの南部の州で、ベルティとハウサの部族間の戦闘が勃発した。
「事態は、今は沈静化しています」とジャマル・ナーセル保健相はAFPの取材に、ハルツームの南約460キロに位置する州都ダマジンから電話で応じた。
軍を配置したことで、土曜以来戦闘は下火になっているという。
「目下の問題は、住む場所を追われた人々を保護することです」とナーセル氏は言う。
国連は火曜日、戦火を逃れて1万7千人以上が家を捨て、1万4千人が「ダマジンの3つの学校に避難している」と発表した。
今年の1月から3月の間に、国連によると青ナイル州の56万3千人に支援の手が差し伸べられた。
世界の最貧国の一つで、昨年10月に起きたアブドゥルファッターフ・アル・ブルハン将軍によるクーデターの後、経済危機から抜け出せずにいるスーダンでは、独立後民政はめったにない幕間のようにしか実現してこなかった。
この国では、特に数十年に及ぶ内戦で残された武器があふれている地域では、土地、家畜、給水、牧草地をめぐってしばしば死者を出す衝突が起きている。
伝えられるところでは、青ナイル州の衝突はベルティ族がハウサ族の「土地の使用権を監督する民主的な仕組みを作る」という要求を拒否した後に始まっている。ハウサ族の有力者が明かした。
しかし、ベルティ族の指導者によれば、ハウサ族が彼らの土地を「侵害」したことから争いが始まった。
報道によれば戦闘は収まり、比較的平穏な状態が青ナイル州に戻ってきたものの、別の州でハウサ族の人々が街頭に出て「殉教者に正義を」と要求していることから、緊張が高まっている。
AFPの特派員によると、火曜日にハルツーム、北コルドファン、カッサラ、ガダーレフ、ポートスーダンで数千人規模の抗議集会が開かれた。
AFP