
ドバイ:イランは、2015年の核合意が再建されるまで、国連の核監視機関のカメラをオフにすると、同国の原子力庁長官が25日に語ったと、半官半民のタスニム通信が報じた。
イランは、国際原子力機関(IAEA)が6月にイラン政府を批判する決議を採択したことを受けて、2015年の核合意に基づいて設置された27台のカメラを含むIAEAの機器を撤去したと、同機関に通告した。
「交渉相手が核合意に復帰するまで、IAEAのカメラはオンにしない」と、モハンマド・エスラミ長官は述べた。
イラン外務省のナセル・カナニ報道官は、IAEAのラファエル・グロッシ事務局長がイラン政府の核開発プログラムについて「プロとしてふさわしくない、不公平で非建設的な見解」を有していると非難した。
同報道官はまた、イラン政府は、米国が善意を示せば、核合意への復帰を早期に実現できることを望んでいると付け加えた。
2015年の核合意は、国際的な制裁を解除する見返りに、イランの核活動に制限を課した。当時のドナルド・トランプ大統領は2018年に米国を合意から離脱させ、イラン政府に対する厳しい経済制裁を再発動した。
イランを統治する聖職者らは、同協定の核の制限を破って報復した。
ロイター