
アラブニュース
バグダッド: バグダッドのグリーンゾーンに侵入しようとしたデモ隊を解散させるため、イラク治安部隊が放水銃と催涙ガスを使用し、親サドル派デモ参加者数名が負傷したと、現地ニュースが伝えた。
イラク通信社(INA)の報道によると、イラクの有力な聖職者ムクタダ・サドル師の支持者たちが土曜、バグダッドのタハリール広場に押し寄せ、モハメッド・アルスダニ氏がイラクの新首相に指名されたことに抗議した。
首都の中で高度に治安が保たれているグリーンゾーンには、いくつかの政府関連ビルや外国公館がある。
INAによると、ムスタファ・アル・カディミ現首相がデモ参加者に対し「直ちに撤退」するよう求めたにもかかわらず、水曜に始まった首都での抗議デモは現在も続いている。
今回の選挙の膠着状態により、数カ月にわたる政治的行き詰まりへの対処に苦しんでいる同国では、経済的苦境がさらに深まっている。