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リヤド:サウジアラビアはEUに対し、グリーン水素への投資機会における長期契約を受け入れることを望んでいると、欧州理事会議長が述べた。
シャルル・ミシェル議長は金曜、エネルギー危機に対処しようとしているEUに対し、サウジアラビアがグリーン水素開発計画に投資することを提案したと話した。
また、UAEも同連邦の再生可能プロジェクトへの投資を提案したという。
「彼らが知りたがっているのは、我々が長期契約を受け入れる用意があるかどうかだ」と、ミシェル議長は述べた。
ミシェル議長はこれらのコメントと共に、EUに対して、エネルギー危機に対処し、人々がエネルギーを享受できるための現在の計画以上のことをするように求めた。
「良い提案だが、それ以上のことが必要になる」と、ミシェル議長は記者団に対し、EUの市民や企業のためにエネルギー価格を引き下げるEUの計画に言及して話した。
「価格については、検討中の提案がある…それは良いことだが、それで十分だろうか?私はそうは思わない。電力市場の観点から加速させることが重要だと考える」と述べ、価格設定の仕組みを作り直す必要性を強調した。
EU執行部はこれまで、エネルギー価格の高騰から消費者を守るために、1,400億ユーロ(1,394億ドル)以上の資金を調達することを提案してきた。その調達方法は、低コストの発電事業者からの収入と、化石燃料企業から浮き出た利益を分配させるというものである。
EUのエネルギー担当閣僚が9月30日にこれらの提案について協議し、その1週間後に、EU加盟27カ国の首脳がこの問題について会合を開く予定である。
EU27カ国首脳会談の議長を務めるミシェル議長は、EUはエネルギー消費を削減する他に供給を増やす必要もあると述べた。議長は最近、この話題について、アルジェリア、カタール、サウジアラビア、UAEと協議を行っている。
ロイター情報参照