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イラン最高指導者、マフサ・アミニさんに関する抗議活動について米国とイスラエルを非難

イラン政権に抗議して行われたイスタンブールのデモで、マフサ・アミニさんの写真を掲げるデモ参加者と、イランの旧国旗を振り回す別のデモ参加者(AFP)
イラン政権に抗議して行われたイスタンブールのデモで、マフサ・アミニさんの写真を掲げるデモ参加者と、イランの旧国旗を振り回す別のデモ参加者(AFP)
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04 Oct 2022 12:10:08 GMT9
04 Oct 2022 12:10:08 GMT9
  • イラン政府によると、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ポーランドからの外国人9人が逮捕された

パリ:イランのアヤトラ・アリ・ハメネイ最高指導者は月曜日、マフサ・アミニさんの死に対する怒りが引き起こした全国的な騒乱について、敵国の米国とイスラエルが煽っていると非難した。

最高指導者は「はっきりと言う、これらの暴動と不安定は、米国と占領者の偽シオニスト政権、およびその金で雇われたエージェントが、海外在住の裏切り者のイラン人の助けを借りて仕組んだことだ」と述べた。

22歳のクルド系イラン人アミニさんは、悪名高い道徳警察に拘束された数日後の9月16日に死亡が確認された。アミニさんの嫌疑は、女性にスカーフ「ヒジャブ」と控えめな服装を強制する定めに違反したことだった。

アミニさんの死に対する怒りは、過去3年間で最大の抗議行動へと発展しイスラム共和国を揺るがしている。テヘランでは、治安部隊が一夜にして数百人の大学生を取り締まった。

83歳のハメネイ師は、アミニさんの死後初めて公の場でコメントし、警察は「犯罪者に立ち向かわなければならない」「警察を攻撃している者が誰であろうと、彼らは犯罪者や暴漢、盗人に対して国民を無防備にしている」と力説した。

「若い女性の死に我々は悲しんでいる」とハメネイ師は語った。「だが尋常でないのは、証拠も調査もなく、一部の人々が街を危険な場所に変え、コーランを燃やし、ベールを被った女性のヒジャブを外し、モスクや車に火をつけたことだ」

テヘランの名門シャリフ工科大学で夜間、学生に対する取り締まりが行われたことに対し、懸念が高まった。地元メディアは、鉄製ペレット銃を持った機動隊が催涙ガスやペイントボール銃を数百人の学生に対して使用したと報じた。

メフル通信によると、学生たちは「女性、命、自由」と叫ぶとともに、「学生は屈辱よりも死を選ぶ」とも言ったという。

事態の沈静化を図るため、イランの科学大臣モハマド・アリ・ゾルフィゴル氏が学生たちと話しに行ったと報じた。

オスロに拠点を置く団体イラン・ヒューマンライツ(IHR)が投稿した動画には、バイクに乗った警官が地下駐車場を逃げる学生を追いかけ、黒い布袋で頭を覆われた拘束者を連行しているとみられる様子が撮影されていた。

同団体がテヘランの地下鉄の駅で撮影されたとする映像には、群衆が「怖がらないで! 怖がらないで! 私たちは皆一緒だ!」とシュプレヒコールをしている。

ドイツのアンナレーナ・ベアボック外務大臣は「#イラン の #シャリフ大学# で起きていることは耐え難い」とはツイートした。「イランの人々の勇気は素晴らしい。そして、政権の暴力は、教育と自由の力に対する純然たる恐怖の表れだ」

また、イスファハンの中心都市を含む他の大学でも抗議活動が報告され、Twitter上の学生グループによる未確認情報によると、首都では数十人が逮捕されたという。

メフル通信は、シャリフ工科大学が「最近の出来事と学生保護の必要性から、月曜日からすべての授業をバーチャルで行うことを発表した」と報じた。

イラン政府は、外部からの力が抗議行動を煽っていると繰り返し非難しており、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ポーランドなどからの9人の外国人を逮捕したと先週発表した。

ローマに住むイタリア人女性アレッシア・ピペルノさん(30)の両親は、彼女の誕生日である水曜日に話した後、連絡が取れなくなったが、その後日曜日に電話がかかってきたという。

ローマの日刊紙、イル・メッサジェッロ紙によると「逮捕されている。テヘランの刑務所にいます。助けて」と告げたという。

彼女は「私は大丈夫ですが、ここには何カ月間も理由もなく拘束されているという人たちがいます。二度と外に出られないのではと心配です。助けてください」と付け加えた。

イタリア外務省は今のところ、拘束されたイタリア人の身元について何のコメントも出していない。

一方カナダ政府は、イランの「重大な人権侵害」、特に「イランのいわゆる『道徳警察』による言語道断な行為」を理由に、イランに対して新たな制裁を課したと発表した。

メラニー・ジョリー外相は「カナダはイラン国民の勇気と行動を称賛し、権利と尊厳のために戦う彼らを支持する」と述べた。

これまでに少なくとも92人の抗議者がマフサ・アミニさん関係の集会で死亡しているとIHRは発表した。同団体は、インターネットの停止やWhatsApp、Instagramなどのオンラインサービスの遮断にもかかわらず、死者の数の把握に取り組んできた。

アムネスティ・インターナショナルは最近、53人の死亡を確認したと発表した。イランの半公式のファールス通信が「約60人」の死亡を確認したと先週報じた後だった。

国営テレビによると、クルディスタン州マリバンの機動隊長が「暴動」中に銃撃され、日曜日、負傷が原因で死亡、9月16日以降、治安部隊の間で報告された12人目の死者となった。

アフガニスタンやパキスタンと国境を接するイラン南東部のスィスターン・バルーチェスターン州で金曜日に衝突があり、さらに41人が死亡したと、IHRが現地の情報を引用して先に報じた。

これらの抗議活動は、地域の警察署長がスンニ派の少数民族バルーチ族の10代の少女をレイプしたことに対する非難によって引き起こされたと、IHRは述べた。

AFP

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