
ナーブルス:金曜日、イスラエルがヨルダン川西岸地区の被占領地域に位置する、治安の悪化している都市ジェニンを急襲し、パレスチナ人2人が死亡した。パレスチナ保健省が発表した。
同省は「2人の殉教者はジェニン政府病院に到着した」と明らかにした。一方で、イスラエル軍はジェニンの難民キャンプで作戦を遂行中だと発表した。
AFPの取材に対し、軍はこの死者についてすぐにはコメントしなかった。
イスラエル軍はジェニン難民キャンプでのパレスチナ人との衝突で実弾を用いていると、パレスチナの公式ニュース局Wafaは伝えている。
ここ数か月、西岸地区全域でほとんど毎日のようにイスラエルの急襲が続き、数十人のパレスチナ人が亡くなっている。
保健省の統計によると、パレスチナ人の10代の少年2人は土曜日、ジェニンでの急襲中に射殺された。月曜日には、先月負傷した12歳の少年が亡くなった。
今年に入ってから起きた、イスラエル人に対する攻撃の後、ジェニンやヨルダン川西岸地区の他の場所で軍事作戦が拡大している。
イスラエル軍は現在、ここ1週間の間に計2人の兵士が射殺された2つの事件の犯人を追っている。
兵士の1人は火曜日、ジェニンの南にあるナブルスで、もう1人は土曜日にイスラエルが併合した東エルサレムの検問所で射殺された。
東エルサレムの事件の犯人の追跡をきっかけとして、市内のシュアファト難民キャンプで大規模な作戦が展開され、日常生活に大きな支障が出た。
シュアファトの難民との連帯を示すために、今週市内でパレスチナ人たちが全日のゼネストを行った。
また、東エルサレム中でパレスチナ人、イスラエル軍、市民の衝突が起きている。
AFP