
アラブニュース
ジェッダ: ウクライナは18日、危険な「カミカゼ」ドローンをロシアに供給したとして、イランとの国交を断絶する動きを見せている。
ロシアは、ここ2 週間、ウクライナの都市に数十機のイラン製の「シャヘド136」ドローンを発射し、インフラ(社会基盤)を破壊し、民間人を殺害している。
17日、ウクライナのクレバ外相は、イランを「卑劣で欺まんに満ちている」と非難した。
「イランは戦争を支持しておらず、兵器でどちら側も支援しないと発言していた間に一連の行動が行われたため、我々は苦しむ必要はない」と発言した。
「シャヘド136」は、「カミカゼ」空対地攻撃兵器として使用されるデルタ翼の航空機である。
着弾時に爆発する小型弾頭を搭載している。
イランは、イスラム革命防衛隊の高官がモスクワを訪問した10月6日に署名された取引で、イランの無人機と弾道ミサイル、ファテとゾルファガルのミサイルファミリーをロシアに供給することに合意した。
NATOは18日、ドローン(小型無人機)攻撃から防衛できるよう、ウクライナに防空システムを供給することを約束した。
同日、ストルテンベルグ事務総長は「NATOは、イラン製を含むドローンの脅威に対抗するため、数日中に対ドローン防衛システムを供給する計画であると」述べた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、民間人を傷つける目的で、意図的に民間インフラを攻撃した先週のロシアの空爆により、国内発電所の30%が破壊されたと述べた。
首都キーウ(キエフ)の発電所への空爆により、3人が死亡したほか、東部ハリコフ州、南のドニプロ(ドニエプル)市とクリヴィー・リフ、北西部ジトーミル市で停電が発生した。