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茂木外相、日本人にガザからの避難を勧告、衝突はどちらの側にもつかない

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18 May 2021 02:05:16 GMT9
18 May 2021 02:05:16 GMT9

アラブニュース・ジャパン

東京:茂木敏充外相は、イスラエルとパレスチナの対立が続いているため、ガザ地区の危険レベルを3から4に引き上げたと述べた。

 レベル3は「渡航中止勧告」、レベル4は「退避勧告」である。

 「昨日、情勢が不測の事態に発展するおそれがあることに鑑み、ガザ地区の危険情報を引き上げた」と茂木氏は述べた。「ガザ地区やその周辺に滞在している邦人の方々には、速やかに避難をお願いするとともに、同地区への渡航、入域は中止するよう強く求めたい」

 茂木氏は、イスラエルの攻撃はガザ地区から発射されたロケット弾に反応したものであると述べたが、どちらかの側につくことを大きく避けた。

 また「パレスチナ武装勢力の攻撃とイスラエル軍の反撃により、イスラエル・パレスチナ情勢は日増しに悪化している。日本政府はこうした状況に深刻な憂慮を表明する。5月10日以降、ガザ地区からイスラエル領内に向けて連日多数のロケット弾が発射されており、これに対するイスラエル軍のガザ地区への攻撃が継続し、多くの死傷者が発生しているところである」と述べた。

茂木氏は、多くの報道機関が入っているビルが爆破されたことについても非難したが、「現地の状況が的確に世界に向けて発信されることも重要だと考えている。イスラエル・パレスチナの双方に対して自制を呼びかける、これが基本的な立場であるため、先日のビル爆破事件を含め、双方にこのような暴力行為を即時にやめるよう働きかけていきたい」と判断を加えない言葉で述べた。

 また「日本は引き続き、現地の状況を注視していく」と付け加えた。

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