
アンカラ、トルコ
トルコ国防省によると、シリア北部のトルコが支配する地域で、自動車爆弾によりトルコ軍兵士3人が死亡した。
同省によると、今回の木曜遅くに起きた攻撃は、10月にトルコ軍がシリアへ侵攻して以来、トルコ軍とトルコが支援するシリア兵士の支配下にあるシリア北部で、兵士らが路上検問を行っている最中に発生した。
同省は、「3人の勇敢な戦友が路上検問中に自動車爆弾攻撃により殉教した」と述べた。攻撃の詳細は明らかにされていない。
この爆破事件の犯行声明を即座に出したグループはなかった。
トルコ国内で戦っているクルド人反政府勢力とつながりがあるためにテロリストと見なされているシリアのクルド人民兵組織、人民防衛隊(YPG)を追い払うため、トルコは隣国シリアの国境地域に侵攻した。しかし、その兵士たちは、イスラム国との戦争における米国の主要な地上同盟グループだった。
木曜に起きた攻撃は、シリア北部でトルコ軍やシリアの反体制派を標的とした一連の攻撃における最新のものだ。先週、同様の自動車爆弾により4人の兵士が死亡した。
侵攻が始まって以来、20人以上のトルコ軍兵士がこの地域で死亡し、国際的な批判を浴びている。この度米国はISとの戦闘を支援してきたシリアのクルド人部隊を見放したとされていた。
AP