
テヘラン:イラン南部の都市シラーズで29日、聖廟襲撃事件の犠牲者を埋葬するために追悼者が集まり、マフサ・アミニさんの死に対する全国的な「暴動」に反対するスローガンを唱えていた。
公式メディアによると、26日シーア派イスラム教の重要な聖廟で、ダーイシュグループが犯行を主張する襲撃により、少なくとも15人が死亡した。
シャー・チェラーグ霊廟での銃撃は、警察に拘束されて死亡したアミニ氏の死後40日が立ち、イラン全土の何千人もの人々が同氏に敬意を表したのと同じ日に起こった。
22歳のアミニ氏は、イスラム教の女性に対する服装規定に違反したとの疑いで道徳警察に逮捕されてから3日後の9月16日にテヘランで死亡した。
イランのイブラヒム・ライシ大統領は27日、ここ数年で最も死者が多かったシラーズのテロ事件と、アミニ氏の死後の抗議デモや「暴動」を関連づけるような発言をした。
「敵の意図は、国の発展を妨害することであり、このような暴動はテロ行為の根源となる」とテレビで発言した。
国営テレビで放送されたライブ映像によると、イランで29日に行われた葬列では、群衆が「暴動の背後にいる」とされる米国、イスラエル、英国を非難するスローガンも唱えていた。
時事通信