
イスタンブール:タイップ・エルドアン大統領の報道官は、米国がNATO加盟国であるトルコへのF16戦闘機売却を承認するプロセスは順調であり、2、3カ月以内に完了する可能性があると述べた。
2021年10月、トルコは米国に対し、ロッキード・マーチン社製F16戦闘機40機および既存の戦闘機用の近代化キット約80個を購入したいと要請した。F35の購入が頓挫した後、空軍をアップデートするのが目的だった。
CNNトルコは、イブラヒム・カルン報道官が3日夜、同局のインタビューで語った話として、ジョー・バイデン大統領政権はこの問題に真剣に取り組んでいると伝えた。
「明確な予測をするのは非常に難しいが、翌月か翌々月にプロセスが完了する可能性が高いと思われる」。米国はトルコにF16を売却するかという質問に対するカリン氏の発言が引用された。
「そうなれば、F16の問題は、近代化も新型F16の購入も両方、解決するだろう」
9月にエルドアン氏は、F16売却を支持する可能性について、ニューヨークで会った米上院議員2人から「肯定的な」反応を得たと述べた。
トルコがロシア製ミサイル防衛システムを購入したのがきっかけとなり、米国が制裁を科し、トルコがF35共同開発計画から除外された後、米議会の対トルコ感情はここ数年、悪化している。
ロイター