
アラブニュース
ワシントン:米国は、来年アラブ首長国連邦(UAE)で第28回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP28)を開催する決定を歓迎した。
.エミレーツ通信社は、8日、ジョン・ケリー気候変動担当米国大統領特使が、化石燃料経済圏はクリーンエネルギーへの移行を先導するよう奨励されるべきだと述べたと伝えた。
ジョン・ケリー気候変動担当米国大統領特使は「OPEC加盟国であるUAEがCOP28を主催することに大きな期待を寄せています。石油・ガス産出国が一歩踏み出し、気候危機の課題を理解していると発言することは非常に重要なことです」とロイター通信に語った。
「UAEの指導者たちが非常に賢明な措置を取ったのは、彼らが物理的にも政治的にも、地下から湧き出るものが永遠ではないことを知っており、新しい世界がどのようなものになるかに目を向けているからです」
「新しい形のエネルギーが生まれるのであれば、彼らは現在と同様に、エネルギーを供給する側になりたいと考えています」
ケリー氏は、先月エジプトで開催された今年のCOP27により、世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて1.5℃に抑えるという2015年のパリ協定の目標に世界が近づいたと語る。
ケリー氏は、気候変動に起因する異常気象や海面上昇に苦しむ脆弱な国々を支援するための「損失と損害」に関するCOP27での主要な合意とともに、グレードアップした30の国家気候計画が発表されたことを賞賛した。