
チュニス:チュニジア政府は飲料水価格を最大23%値上げしたと、20日、官報が伝えた。これは同国がIMFの支援を受けるために補助金を削減しようとしているためだ。
チュニジアは長年の干ばつで水不足に陥っており、財政を破綻から救うために必要な復興パッケージの資格を得るために、国際通貨基金(IMF)からエネルギー、食料、水などの政府補助金を削減するよう圧力を受けている。
飲料水価格は、小口消費者には据え置きとされ、最も高くなるのは観光施設で、1立方メートルあたりの価格は23%増の1.990ディナール(0.6394ドル)となっている。
また、大口消費者も支払いが増加する。消費量が40立方メートルを超える消費者は15%増の1.830ディナールとなり、四半期あたり70~100立方メートルの消費者は17%増の0.930ディナールを即座に支払うことになる。
チュニジアは、ダムの不足と気候変動の影響を補うために、淡水化プラントを立ち上げている。
ロイター