
エルサレム:イランはロシアへの先進兵器の供給を拡大しようとしている、とイスラエルのモサドスパイ機関の責任者が木曜日に述べたことを、地元メディアが伝えた。
イラン政府と、2月にウクライナを侵略したロシア政府の間の「本格的な防衛パートナーシップ」に対する懸念を米国が今月初めに表明した後に、デビッド・バルネア氏より警告があった。
イラン政府は11月、無人偵察機をロシアに送ったことを認めたが、ロシアによる侵攻が起こる前に供給されたと主張した。
「私たちは、イランが秘密にしようとしている、ロシアへの先進兵器の供給を深め、拡大し、ウラン濃縮プロジェクトを拡大し、地域の友好的なイスラム諸国に対する攻撃を強化しようとするイランの将来の意図に対して警告する。」とバルネア氏は、ユダヤ教のハヌカの祝日の式典の中で述べた。
10月下旬、イスラエルのイツハク・ヘルツォグ大統領は、イスラエルの諜報機関によって判明した、ウクライナ戦争でイランの無人偵察機が使用されたことを示す情報を、米国政府と共有したことを明らかにした。
12月9日、米国政府は、ヘリコプターや戦闘機、無人機などの機器にまつわるイランとロシア間の広範な関係について説明し、無人機に対して、米国は新しく制裁措置を行った。
モスクワの国連特使ヴァシリー・ネベンジア氏は、安全保障理事会で、ロシアの軍産共同体は「誰の支援も必要としない」と答え、無人機に関する主張は何度も反論されてきたと述べた。
先週、ジェームズ・クレバーリー英国外相は、民間人の抗議活動が3カ月以上続いているイラン政権は、「必死に生き残ろうとして」ロシアと「卑劣な協定を結んでいる」と述べた。
ロシアに供給されたイラン製無人偵察機は、ウクライナの民間人標的への攻撃で「中心的な役割」を果たしたと、英国の外務連邦開発局は述べた。
イラン外務省は日曜日の声明で、ロシアとの関係を拡大することについて「誰にも許可を求めない」と述べた。
「防衛を含むさまざまな分野におけるイランとロシアの間の協力は、共通の利益の枠組みの中で拡大している。そして、いかなる第三国にも敵対するものではない。」と外務省スポークスマンのナセル・カナニ氏は述べた。
イランとイスラエルは何年もの間、影の戦争を行ってきた。イスラエルはイランが核兵器を取得しようとしていると非難しているが、イラン政府はそれを否定している。