
リヨン:フランスのリヨンで8日、約1000人が集まり、前例のないイランの反政府デモを支持した。AFP通信の記者が目撃した。
デモ参加者は、「女性、命、自由」と書かれた横断幕を持ち、リヨンの通りを歩いた。その言葉は、イランの抗議デモのスローガンになっている。
イランの抗議デモは、クルド系イラン人マフサ・アミニさん(22)が9月16日に拘留中に死亡した後、始まった。アミニさんを逮捕したのは風紀警察だった。風紀警察は女性たちに、厳しい服装規定を守らせている。女性たちは、髪と首を覆うスカーフのようなものを着用するよう求められている。
抗議デモは、イスラム政権の終焉を求める声に発展した。聖職者らは、国王が退位した1979年のイラン革命以来、最大の課題を突きつけられている。
当局は暴力で対応しており、数百人が死亡している。
数千人が逮捕され、拘留されている14人が死刑判決を受けた。イラン司法府によると、治安部隊員を殺害したり攻撃したりした人たちが多いという。4人が処刑され、7日に新たに2人が処刑された。
8日にフランスで行われたデモに参加した人の多くは、イランとの個人的なつながりを持っていた。
「イランの自由を求めるためにここに来ました」とショレー・ゴロキさん(49)は話した。「私が子供だった頃、私の家族は全員逮捕されました」
「西側諸国に私たちの代弁者になってほしいと頼むために、イラン大使を追放するために、私たちは来ました」とサマネ・ラメザンパナさん(35)は話した。
12月下旬、38歳のイラン人男性が、リヨンを流れるローヌ川で溺死した。彼はソーシャルメディアで「イランの抗議デモが弾圧されていることに注意を引き付けるために自殺する」と言っていた。
AFP