アラブニュース
ロンドン:教皇フランシスコが占領下のエルサレムの歴史的視点、法的側面における現状維持を求める。パレスチナニュース情報局が報じた。
9日、バチカン市国が認定する外交団との年次会合で、教皇フランシスコはエルサレムでの暴力行為増加について懸念を示した。
エルサレムはイスラム教、ユダヤ教、キリスト教という 3つの一神教に属している。この街は紛争の場ではなく、和平実現にむけたフォーラムであるべきだ。教皇はこのように述べた。
教皇は、国際法および関連する国連決議に沿って、パレスチナ、イスラエル双方が「2つの国家」のビジョンを実現するため直接的な話し合いを再開することを期待した。
パレスチナのイッサ・カシシーエ駐バチカン大使は、この会合の中でマフムード・アッバース大統領の挨拶を教皇に伝え、パレスチナ人民の自決権に加え、エルサレムの正義と平和のために祈りを続けるよう促した。