
ベイルート:レバノン軍は13日、レバノン南部の領空を侵犯したイスラエルの無人機1機に向けて軍が発砲したと発表した。治安当局筋は、無人機は撃墜されなかったと述べた。
イスラエルは定期的にレバノン領空で軍用機を無許可で飛行させているが、部隊がそれらを標的にすることはまれだ。
レバノン軍の声明によると、パトロール隊が南部で別の事件を調査していたところ、「イスラエルの敵に属する無人機がレバノン領空を侵犯」し、部隊がその方向に向けて発砲を開始したという。
レバノンの治安当局筋はロイターに対し、撃墜はしていないと述べた。
イスラエル軍は、そのような報道は承知していないと述べている。
レバノンとイスラエルは、米国の仲介による長年の協議を経て、10月に洋上の国境を画定することに合意した。両国間の陸上の境界線については論争が続いている。
12月には、反イスラエルの有力政党ヒズボラが治安を掌握するレバノン南部で、国連平和維持軍の兵士が車両に発砲され、死亡している。
ロイター