
ラマッラー:パレスチナ保健省によれば、14日、占領下のヨルダン川西岸地区でイスラエル軍が行った襲撃でパレスチナ人2人が殺害された。
同省によれば、この2人の若者は、ヨルダン川西岸地区北部の「ジェニンの南の村、ジャバへの襲撃で」イスラエル軍によって射殺された。
彼らの死亡時の状況について、それ以上の詳細は発表されなかった。
イスラエル軍は短い声明を発表し、村の近くで「対テロ活動」を開始したと伝えた。そして、この活動中に走行中の車両から彼らに向かって「容疑者たちが実弾を発砲した」と伝えた。
イスラエル軍は、「兵士たちは実弾で応戦し、数発が命中したことが確認された」と伝え、イスラエル兵の負傷者は報告されていないと付け加えた。
パレスチナ保健省は、殺害された 2 人の若者はエッゼディン・バッセム・ハマムラさん(24) と アムジャド・アドナン・カリーヤさん(23)であると発表した。
3 人目のパレスチナ人、ヤゼム・サメル・ジャーバリさん(19) は、今月初めにイスラエル軍に銃撃された後その傷が原因で死亡した。同省が伝えた。
パレスチナの公式通信社 Wafa によれば、彼は 1月2日、ジェニンに近い Kafr Dan の村でイスラエル軍が行なった作戦で負傷した。この作戦では他に2人のパレスチナ人が殺害されている。
この最新の犠牲者により、1967年以降イスラエルが占領しているヨルダン川西岸地区で発生した暴力行為で今年死亡したパレスチナ人の数は12人となった。
イスラエル軍は、昨年イスラエルで人々の命を奪った度重なる襲撃を受け、ヨルダン川西岸地区で奇襲作戦を開始した。作戦は毎日のように行われている。
AFPの集計によれば、昨年の流血事件急増により、イスラエルとヨルダン川西岸地区で少なくとも26人のイスラエル人と200人のパレスチナ人が殺害された。
犠牲者のうち 150 人以上は西岸地区で殺害された。
AFP