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シリアのアレッポでビルが崩壊し十数人が死亡

数十人の消防士、緊急対応要員、住民が、瓦礫と埃にまみれつつ、ドリルやブルドーザーで瓦礫の中から残った住民を捜索していた。(写真提供:ANHA)
数十人の消防士、緊急対応要員、住民が、瓦礫と埃にまみれつつ、ドリルやブルドーザーで瓦礫の中から残った住民を捜索していた。(写真提供:ANHA)
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23 Jan 2023 02:01:36 GMT9
23 Jan 2023 02:01:36 GMT9

ベイルート:シリア北部の都市アレッポの地区でビルが崩壊し、子供1人を含む少なくとも16人が死亡したほか、数名が依然として行方不明となっていると、シリアの国営メディアは報じた。

報道によると、シェイクマクスード地区にある約30人が住む5階建てのビルが一夜にして崩壊したという。同地区は米国が支援しクルド人が率いるシリア民主軍の支配下にある。報道は、水漏れにより建物の基礎が弱まっていたと述べた。

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数十人の消防士、緊急対応要員、住民が、瓦礫と埃にまみれつつ、ドリルやブルドーザーで瓦礫の中から残った住民を捜索していた。

入居者の親族には、現場付近で心配そうに待つものもいれば、近隣の病院の入り口に集まり、被害者の遺体が救急車やトラックの荷台に乗せられて到着するなか、悲嘆にくれるものもいた。

シリアのクルド人半自治区の通信社「ハワールニュース」は、7人が死亡、3人が負傷し、うち2人が重体だと報じた。

アレッポでは、11年に及ぶシリア内戦によって多くの建物が破壊・破損している。紛争によって数十万人が死亡し、戦前の人口2300万人の半分が避難している。

バッシャール・アル・アサド大統領率いるシリア政府は、アレッポ市を反政府武装勢力から奪還したが、シェイクマクスード地区はクルド人勢力の支配下にあるいくつかの地区の一つである。

アレッポはシリア最大の都市で、かつては同国の商業の中心地であった。

AP

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