


バグダッド:イラクの活動家は5日に、家庭内暴力に対する法律を要求する抗議行動を行った。あるユーチューバーが父親に絞め殺され、保守的な国であるイラクが憤慨した数日後のことである。
ティバ・アル・アリ氏 (22)が1月31日に南部のディワニヤ県で父親に殺害されたと、内務省のサアド・マーン報道官が3日にツイッターで発表した。
マーン氏は、その若い女性と彼女の親族との間で「家族間の争い」を解決するための調停が試みられていたと述べた。父親はその後、警察に出頭し、娘の殺害を自供した。
5日に、20人ほどの活動家が最高司法評議会の外でデモをしようとしたところ、治安部隊によって阻止されたため、代わりにその建物に通じる道路に集まったと、AFPの記者は述べている。
なかには、「女性を殺すのはやめろ」「ティバを殺した人の責任を問うべきだ」と書かれたプラカードを掲げる者もいた。
デモに参加した22歳のローズ・ハミド氏は、「私たちは女性を保護する法律、特に家庭内暴力に対する法律を要求します」とAFPに語った。
「私たちがここに来たのは、ティバさんの殺害に抗議するため、そして他のすべての人々に抗議するためです。誰が次の犠牲者になるのでしょうか」
同じくデモに参加したリナ・アリ氏は、「家庭内暴力や女性の殺害が増加しているので、私たちはデモ活動を続けるつもりです」と述べた。
5日のデモの傍らで、人権活動家のハナー・エドワー氏は、最高司法評議会の治安判事に迎えられ、抗議者たちの苦情を訴えた。
ティバ・アル・アリ氏は2017年からトルコに住んでおり、殺害された時はイラクを訪れていたと、ディーワーニーヤの治安当局者がAFPに語った。
アリ氏はトルコで、彼女の婚約者がしばしば登場する日常生活の動画をユーチューブに投稿しており、人気を博していた。
アリ氏の友人がソーシャルメディアで公開し、活動家によって取り上げられた録音には、彼女がトルコに住んでいることに腹を立てた父親との会話が記録されているという。
その録音の中で、彼女は兄弟のセクハラについても非難している。
AFPはこの音声録音の真偽を独自に検証することはできなかった。
AFP