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• 「言葉にできないほど」の惨状だと、Action For HumanityのCEOは語る

ロンドン：救助隊や支援団体は、トルコとシリアにおける月曜の大地震の生存者を見つけ、援助を最も必要とする人々へ届ける「時間との闘い」に直面していると、英国の慈善団体が火曜に述べた。

両国に甚大な被害をもたらしたマグニチュード7.8と7.5の2つの地震の後、英国最大のシリアのための非政府組織（NGO）シリア・リリーフの母体である慈善団体Action For Humanityは、最も被害の大きな地域のあらゆる人の生活に影響を与える惨状について説明する声明を出した。

同団体のスタッフである、医療従事者とシリアのイドリブのモニタリング評価・学習（MEAL）マネージャーの2人が、家族と共に命を落とした。

声明は、その他の数十人のスタッフが家族を失っており、「誰もが影響を受けている」と伝えている。

「この惨状は言葉にできないほどで、事実上シリア北西部のあらゆる村と、あらゆる人生が影響を受けている」と、Action For HumanityのCEOであるオスマン・モクベル氏は語った。「我々のチーム、Action For Humanityファミリーのうちの2名が死亡した。医療従事者1名とシリアのMEALチームのメンバー1名だ。シリアの人々の命を救うために出来る限りのことをしようという志を持った人たちが、この悲劇で自らの命を落とした」と同氏は述べた。

同氏は続けて次のように述べた。「2人は家族と共に亡くなった。また、チームの数十人は親、いとこ、おじ、おば、甥、姪を亡くした。彼らの人生は引き裂かれてしまった」

「シリア全土で、トラウマを抱えた家族たちが、崩壊の危険がある建物内に留まることを恐れ、凍える寒さの屋外で30時間を過ごしている。人々はさらなる地震に怯えている。死者数は刻一刻と増えていく」

「我々は生存者を発見し、暖かさ、食料、避難所、医療支援を提供するため、時間と闘っている」

モクベル氏は、各国政府だけでなく、世界の市民が緊急対応の支援を手助けすることが極めて重要だとも述べた。

「シリアは12年近い内戦の間ずっと十分な資金を得られず、忘れ去られ、苦しんできた」と同氏は語った。

「今週以前にも既に、病院のキャパシティはなく、あるのは苦しみだけで、今週以前にも十分な食料はなく、あるのは貧困だけだった。これほど長くにわたってシリアの人々を放置してきた私たちには、人々を助けるために出来る限りのことをする義務がある」 

「我々は緊急支援を提供するためスタッフを動員しており、このような大規模な人道的ニーズがある時に極めて重要となる協調した緊急対応を提供するため、仲間とともに取り組んでいる」と同氏は述べている。

Action For Humanityは緊急援助要請を開始しており、緊急総合キット、医療施設への支援、燃料、この災害で家を失った人々のための仮設集団避難所などのための資金を集めている。

また、現地で被害を受けた人々と既に窮状にあった医療体制を支援するため、移動式診療所を配置している。