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チュニジア沖で移民ボートが転覆し14人死亡、54人救出

転覆したボートからチュニジア国家警備隊によって救出され、リビアとの国境に近いベン・ゲルデンのエル・ケテフ港の砂浜で休息する移民(2021年12月15日)。(AFP)
転覆したボートからチュニジア国家警備隊によって救出され、リビアとの国境に近いベン・ゲルデンのエル・ケテフ港の砂浜で休息する移民(2021年12月15日)。(AFP)
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10 Mar 2023 06:03:05 GMT9
10 Mar 2023 06:03:05 GMT9
  • 紛争や貧困を逃れようとする人々がチュニジア沿岸から次々と欧州へ渡ろうとしているが、地中海の中央部は世界で最も危険なルートだ

チュニジア・チュニス:欧州を目指していたボートがチュニジア沖で転覆し、少なくともアフリカ人14人が死亡し、54人が救助されたとチュニジア国家警備隊が9日に公表した。

警備隊のフッサメディーン・ジバブリ広報官はAP通信に対し、チュニジア中央部のスファックス沖の地中海において14人の遺体が夜通しで回収されたと語った。警備隊はサブサハラから来た移民だとしているが、国籍は明らかにしていない。

広報官によると、同じ日の夜、沿岸警備隊が計435人の移民の乗ったボート14艘を拿捕した。チュニジアの中南部から同様のルートを辿ってきたという。

国際移住機関によると、地中海の中央部は世界で最も危険な移動ルートだが、紛争や貧困を逃れチュニジア沿岸から欧州へ渡ろうとする試みが続いているという。その多くがサブサハラのアフリカ人だが、チュニジアなどの国の住人も危険を犯している。

カイス・サイード大統領がサブサハラからの移民を厳しく非難したことを受け、チュニジア当局はここ数週間ほど、居住登録のないアフリカ人を次々と逮捕している。一連の発言により、国内でアフリカ黒人を狙った人種差別事件が急増している。

AP

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