
カイロ:イエメンの紛争当事者は11日、国連が仲介した囚人交換に関する協定の履行を目的とした協議を開始した、と国連は発表した。
国際的に承認されたイエメン政府とフーシ派民兵の間の協議はスイスで行われている。
国連イエメン担当特使のハンス・グルンドベルグ氏と赤十字国際委員会(ICRC)が共同議長を務めている。
国連の声明によると、グルンドベルグ氏は両当事者に対し、「できるだけ多くの拘束者の解放に合意するため、真剣かつ前向きな議論を行う」よう促した。
「私は当事者に対し、双方にだけでなく、愛する人との再会を非常に長い間待ち続けている何千ものイエメンの家族に対しても、交わした約束を果たすよう強く求めます」と述べた。
イエメンの紛争は2014年に勃発し、フーシ派が首都サヌアと同国北部の大部分を掌握した。
ジュネーブに拠点を置くICRCの広報担当者、ジェイソン・ストラジウソ氏は、今回の会議を「この紛争に伴う人道的苦痛を軽減する」機会と位置付けた。
「より多くの拘束者が解放されれば、愛する人と再会できる家族にとって歓迎すべきニュースだろう」と彼は述べた。
AP