
アンカラ:今週予定されていたロシア、トルコ、イラン、シリアの外務副大臣会談が延期され、延期後の日程は未定であると、トルコ外務省の関係者が16日に明らかにした。
トルコのメヴルート・カヴソグル外相は先週の時点で、シリア危機の解決を目指して後日予定されている外相会談に先立ち、4カ国の副外相が今週モスクワで会談すると述べていた。
国営アナドル通信が13日月曜日に報じたところによると、副外相会談は3月15日から16日に予定されていた
しかし、トルコ外務省関係者は、「技術的な理由」で会談が延期されたとだけ述べ、詳しい説明は控えた。
シリアとトルコの国防相は12月、両国政府間の和解の可能性を示すものとして、モスクワでロシア側と画期的な会談を行った、これは10年以上前にシリア戦争が始まって以来最高レベルの会談となった。
1月にカヴソグル外相は、2月にシリア側と会談し、隣国同士の正常化について話し合う可能性があると述べた。
NATO加盟国のトルコは、12年にわたるシリア紛争において、シリアのアサド大統領に反対する政治勢力・武装勢力の有力な支援者となっており、同国北部の広範囲に渡る地域に自国の軍隊を派遣してきた。
ロシア政府はアサド大統領の主要な同盟国であり、トルコ政府との和解を促している。
先週、イランのホセイン・アミラブドラヒアン外相と会談したカブソグル外相は、イランがトルコ、シリア、ロシア間の協議に参加することを希望し、トルコもこれに同意したと述べた。
異例の海外訪問を行ったアサド大統領は、水曜日にモスクワでロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談している。
ロイター