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ヨルダンが国際社会に対し、パレスチナ被占領地域での暴力を助長するヘイトスピーチに反対するよう強く求める

ヨルダンのアイマン・サファディ副首相は国際社会に対し、パレスチナ被占領地域での暴力と紛争を助長するヘイトスピーチに対して明確に反対の姿勢を取るよう求めた。(AFP)
ヨルダンのアイマン・サファディ副首相は国際社会に対し、パレスチナ被占領地域での暴力と紛争を助長するヘイトスピーチに対して明確に反対の姿勢を取るよう求めた。(AFP)
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24 Mar 2023 04:03:23 GMT9
24 Mar 2023 04:03:23 GMT9
  • ヨルダンの副首相が、イスラエルのベザレル・スモトリッチ財務相の発言について「無謀かつ極めて不快な発言」と指摘。
  • EUの特使ジョセップ・ボレル氏は、イスラエルの大臣の発言を「危険で容認できない」と非難。

アラブニュース

アンマン:ヨルダンの副首相は国際社会に対し、パレスチナ被占領地域での暴力と紛争を助長するヘイトスピーチに対して明確に反対の姿勢を取るよう求めた。

ヨルダンの外務・移民大臣でもあるアイマン・サファディ副首相は、イスラエルのベツァレル・スモトリッチ財務相の発言の中で明確に示された「無謀かつ極めて不快な」過激な人種差別主義者的イデオロギーの危険性について指摘した。

ヨルダンの通信社は22日、イスラエルの大臣がパレスチナ人の存在と彼らの歴史的権利を否定し、パレスチナ被占領地域とヨルダンを国家の一部とするイスラエルの地図を提示したと報じた。

サファディ氏は、EUのジョセップ・ボレル外交安全保障上級代表との電話会談で、イスラエル政府は「ヘイトスピーチ、人種差別の扇動、大臣による不快な言動」に対する責任を負うべきだと強調した。

イスラエル政府はこれを否定することを公然かつ明確に宣言しなければならない。サファディ氏はこう述べた。

「このような発言や人種差別主義者的立場をとる姿を目にしながら、連立政権を守るという名目のもと沈黙を守るのは容認できないことであり危険なことだ。このような姿勢は緊張関係をさらに煽り、この過激なイデオロギーをさらに広めるだけだ」

ボレル氏はまた、イスラエルの大臣の発言について「危険で容認できない」と非難し、イスラエル政府に対し、これについて反対の姿勢を取るよう促した。

EUはイスラエルによる一方的な対応をすべて拒否し、和平実現の方策として二国家解決を支持する確固たる立場を強調している。ボレル氏はこう付け加えた。

両者は、占領されたパレスチナの領土の情勢が悪化して危険が増していることについて話し合い、暴力を助長し二国家解決に基づく包括的な和平の可能性を損なう動きはすべて阻止する必要があると強調した。

またサファディ氏とボレル氏は、パレスチナとイスラエルの紛争に関して最近アカバとシャルム・エル・シェイクで行われた会談の結果と、暴力の終結に向けた交渉再開を支援するヨルダンの取り組みについても話し合った。

サファディ氏は、二国家解決に対するEUの支持と、人種差別的なヘイトスピーチをあらゆる形で非難するEUの姿勢を称賛した。

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