• イスラエルは通常、シリアでの攻撃についてコメントを避けており、即時声明は出されなかった

ダマスカス:イランの革命防衛隊が声明で、軍事顧問の一人が3月31日金曜日にシリアの首都ダマスカスに対するイスラエルの攻撃で死亡したと発表した、とイランのメディアが報じた

メディアは「イスラム革命防衛隊（IRGC）は、同隊の軍事顧問であり将校の一人である近衛兵ミラド・ハイダリ氏が、ダマスカス郊外でシオニスト政権の犯罪攻撃により本日早朝に殉職したと発表」とIRGCの声明を引用した。

シリアの国営メディアは、イスラエルが３月３１日金曜日早朝にシリアの首都近郊で空爆を行い、ここ2日間でダマスカス近郊での2度目の攻撃をしたと報じた。

ロイターの目撃者は、一晩中ダマスカス上空で少なくとも3回の大きな爆発を聞いている。

国営メディアは軍事筋の話を引用し、イスラエルが真夜中直後に「ミサイルのスプレー」を発射したと報じた。

「シリアの防空部隊がミサイルを迎撃し、そのうちの多くを撃ち落とした」と情報筋は述べ、この攻撃によっていくらかの物的損害が生じたと話した。死傷者に関する詳細は不明。

情報筋は、攻撃は「ダマスカスの地方拠点」を襲ったと述べたが、それ以上の詳細は明らかにされなかった。

イスラエルは通常、シリアでの攻撃に関するコメントを避けており、即座声明は出されなかった。

イスラエルは、2011年から始まった内戦でテヘランがアサド大統領を支援し始めて以来、テヘランの影響力が増しているシリアで、イラン関連と見なされる標的に対する攻撃を何年も続けている。

レバノンのヒズボラを含むイランの支援を受けた団体とイラクの準軍事団体は、首都周辺と国の北部、東部、南部に拠点を構えている。

現地に情報源を持つ英国に本拠を置く戦争監視団体「シリア人権監視団」の集計によると、3月だけで少なくとも6回の攻撃があった。

シリア国営メディアは、３月３０日木曜日にダマスカス近郊でイスラエル軍のミサイル攻撃により、兵士2人が負傷したと報じた。

ロイター