
イスタンブール:トルコとシリアの外相が水曜日に、10年以上前のシリア内戦開始以来初となる公式会談を行う予定であることが関係者により明らかになった。
モスクワでの会談には、ロシアとイランのトップ外交官も参加するとトルコ外務省が声明で発表した。
この発表は、数日後の日曜日に21年間の統治で最も厳しい総選挙を控えるレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領を、外交的に後押しするものである。
エルドアン氏は、シリアのバッシャール・アサド大統領を打倒するための反政府勢力の初期の活動を支援し、戦争で荒廃した同国の北部に軍事的プレゼンスを維持することでダマスカスを怒らせていた。
しかし、2年前にトルコが経済危機に陥ると、エルドアン氏は方針を転換した。
エルドアン氏は、地域のかつてのライバルたちと和解し、現在はアサド氏との首脳会談を望んでいる。
シリアはこれを拒否し、トルコがまず軍隊を撤退させることを要求していた。
シリアとの和解はエルドアン氏の敵対勢力も支持しており、トルコの選挙運動で重要な役割を果たしている。
エルドアン氏は、貧困や戦争から逃れるためにトルコに逃れてきた約400万人のシリア難民や移民の本国送還を加速させることを公約に掲げている。
ダマスカスとの合意は、このプロセスの前提条件と考えられている。
イランとロシアは、両者間の交渉の仲介を支援している。
AFP