
ガザ:イスラエルとガザの過激派組織「イスラム聖戦」は、午後10時(1900 GMT)に発効する停戦に合意したとパレスチナ当局が発表、これは2021年の10日間にわたる紛争以来最悪の国境を越えた銃撃戦の終結を意味する。
停戦を仲介したエジプトは、すべての側に合意の順守を呼びかけたと、エジプトのテレビチャンネル「アルカヘラニュース」が報じた。
“「パレスチナ側とイスラエル側の合意に基づき、エジプトはパレスチナ側とイスラエル側との停戦が成立したことを発表する」とロイターが確認した合意文には書かれており、停戦は午後10時に開始されると付け加えている。
「双方は、停戦の発効後、直ちに民間人への攻撃、家屋の取り壊し、個人への攻撃の停止を含む停戦を遵守するものとする」と書かれている。
イスラエル政府関係者による直接的な確認は得られていない。
停戦の最終調整中も、イスラエル南部では警報サイレンが鳴り響き、イスラエル軍はイスラム聖戦の作戦指揮所6カ所を攻撃したと発表するなど、両者は銃撃戦を続けていた。
イスラエルは9日未明に空爆を開始し、イスラエルへの攻撃を計画していたイスラム聖戦の司令官を標的にしていると発表した。
これに対して、イランの支援を受けたグループが数百発のロケット弾を発射し、150万人のイスラエル人が空襲の避難所に追いやられた。
5日間の作戦で、イスラエルはイスラム聖戦の幹部6人を殺害し、多くの軍事施設を破壊したが、空爆により女性や子供を含む少なくとも10人の民間人が死亡した。
ロイター