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エジプト、7400万ドルを投じるMisrSat 2衛星打ち上げの詳細を明らかに

MisrSat 2は6月28日にカイロから中国へ出発し、打ち上げ前に現地で最終試験を行う予定である。(シャッターストック)
MisrSat 2は6月28日にカイロから中国へ出発し、打ち上げ前に現地で最終試験を行う予定である。(シャッターストック)
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26 Jun 2023 04:06:20 GMT9
26 Jun 2023 04:06:20 GMT9
  • この衛星の任務は、環境保全のためにエジプトの土壌を撮影することである

ゴブラン・モハメド

カイロ:エジプトは、7400万ドルを投じて10月に中国から打ち上げる、MisrSat 2衛星の詳細を明らかにした。

この衛星は、環境保全のためにエジプトの土壌を撮影する他、リモートセンシングの実施も任務としている。

プロジェクト責任者のアフメド・アルラフェイ博士は、衛星の設置と試験は中国との協力で完了しており、7400万ドルを北京から助成金として受け取ると述べた。

MisrSat 2は6月28日にカイロから中国へ出発し、打ち上げ前に現地で最終試験を行う予定である。

エジプト宇宙庁(EGSA)は、中国から衛星の機械モデルと電気モデルを受け取るために本部でイベントを開催した。

同イベントは、衛星の組み立てや試験、運転のために、アフリカで最も近代的な建物の内部で開かれた。エジプト衛星集会および統合試験センター(AITC)は、この分野の最新の設備や施設を備えている。

MisrSat 2は、エジプト宇宙庁と中国の宇宙機関との共同プロジェクトである、とアルラフェイ博士は述べた。

EGSAによると、宇宙技術の保有は、持続可能な開発と経済成長という自国の目標を達成するために、エジプトにとって不可欠であるという。

MisrSat 2について、アルラフェイ博士は宇宙技術分野における質的な飛躍であると述べ、重量350kgのこの衛星には、白黒で地上2メートル、カラーで地上8メートルまでの高解像度画像処理能力が備わっていると付け加えた。

宇宙での衛星の寿命は打ち上げから5年である、と彼はいう。

アルラフェイ博士は、MisrSat 2がEGSA本部で組み立てられ、そこで行われたAITCの初回試運転でテストされたと述べた。

EGSAによると、MisrSat 2は、中国とエジプトによる航空宇宙での実務的協力のベンチマークプロジェクトであり、中国の一帯一路構想の下で実施されている。

EGSAは、エジプト領土から衛星を構築して打ち上げる能力を保有するため、宇宙技術開発の創出、移転、現地化を目指して2018年に設立された機関である。

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