
ロンドン:ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は水曜日、ロシアではイスラム教聖典コーランの冒涜は犯罪であり、処罰の対象となると述べた。
イスラム教徒が多数を占めるダゲスタン自治共和国のデルベントを訪問したプーチン大統領は、他国でコーランの神聖さが尊重されていないとしても、ロシアでは常に尊重されると述べた。
ダゲスタンのイスラム教徒代表者と会談するためにデルベントの歴史的なモスクを訪問し、コーランを贈呈されたプーチン氏は、コーランの冒涜について「わが国では、憲法でも刑法でも、犯罪である」と述べた。
プーチン氏は代表者に贈呈品に対する礼を述べながら、「コーランはイスラム教徒にとって神聖なものであり、他の人々にとっても神聖なものであるべきだ」と話した。「我々は常にこのルールを遵守する」
プーチン氏の発言は、水曜日にストックホルムの中央モスクの外で男性がコーランを破いて燃やし、サウジアラビアや他のイスラム諸国から広く非難を浴びたことを受けてのものだった。
サウジアラビア外務省は声明の中で、「繰り返し起こるこのような憎悪に満ちた行為は、いかなる理由によっても容認されるものではなく、明らかに憎悪、排斥、人種差別を扇動するものであり、寛容、節度、過激主義の拒絶という価値を広めようとする国際的な取り組みに真っ向から反するものであり、民族間、国家間の関係に必要な相互尊重を損なうものである」と述べた。
スウェーデン警察は後に、民族・国家グループに対する扇動罪でこの男性を起訴した。