
ナジア・フッサリ
ベイルート:ヒズボラは土曜、米国による1月3日のドローン攻撃で死亡したイラン司令官ガセム・ソレイマニ氏の記念碑を公開した。
この記念碑はレバノン南部の国境の町Maroun Al-Rasの丘の上にあり、ソーシャルメディアやヒズボラに反対するレバノンの政治家によって幅広い方面から批判を受けている。「私たちはレバノン人か、イラン人か?なぜレバノンのアイデンティティを変えることにこだわるのか」とメイ・シディアク前行政開発大臣はツイートした。
「ヒズボラは毎日、自分たちがイラン革命防衛隊の一派であり、レバノン(派)ではないと示している」
アシュラフ・リフィ前法務大臣は「南部でのソレイマニ記念碑の建立は、イスラエルとの対立とは無関係。むしろ、イランによるレバノン委任統治の主張と関係がある」また「(イランの)ゴドス部隊はエルサレムのために戦わず、シリアとイラクを破壊し、レバノンを破綻国家に変えた」と述べた。一方、ヒズボラ議長ハサン・ナスララ氏は日曜、米国製品のボイコット、アラブ世界とイスラム世界全体の「抵抗」を呼びかけた。 この呼びかけは、イラン国会議長アリ・ラリジャニ氏がレバノン最高幹部と会うためにベイルート入りした際のナスララ氏の発言だ。
ラリジャニ氏はシリアから来ており、シリアではバッシャール・アサド大統領と会ってダマスカスに対するテヘランの支持を強調していた。
ナスララ氏は、ソレイマニ氏とイラク人民動員軍アブ・マフディ・アル・ムハンディス副司令官を殺害した米国によるドローン攻撃から40日後の節目にヒズボラがベイルート南部で開いた集会で画面上に姿を現した。