
ワシントン: 米国は、前レバノン中央銀行総裁のリアド・サラメ氏の「汚職・違法行為がレバノンの法の支配の崩壊の一因となった」として、同氏および同氏に近しい4人に制裁を科した。
米財務省の10日の発表によると、サラメ氏の家族、側近、主要補佐官も制裁の対象となった。
同省の声明は次のように述べている。「サラメ氏は、おそらくはレバノンの法律に違反しつつ、権力ある地位を悪用して自身と仲間の私腹を肥やすために、何層ものペーパーカンパニーを通して数億ドルを欧州の不動産に投資していた」
これとは別に、イギリスとカナダも10日にサラメ氏に制裁を科した。
ロイター