
ワシントン:米国は、緊張緩和に向けた米政府とイラン政府間の広範な暗黙の合意に関する協議の一環として、イランに対し、ロシアへの武装無人機の販売を停止するよう求めていると、フィナンシャル・タイムズ紙が、16日、この件に詳しい関係者の話として報じた。
同紙は、イラン当局者や協議に詳しい関係者の話として、米国がイランに対し、ロシアがウクライナ戦争で使用している武装無人機や、無人機の予備部品をロシアに販売するのをやめるよう迫っていると伝えた。
ロイターはホワイトハウスとイラン外務省にコメントを求めたが、回答は得られなかった。
このニュースは、米国とイランが緊張を緩和し、イランの核開発計画を巡るより広範な協議を復活させようとしている最中に飛び込んできた。アントニー・ブリンケン米国務長官は15日、「増大する核の脅威 」を緩和するためのイランのあらゆる措置を歓迎すると述べた。
同紙によると、これらの協議は、先週の捕虜交換交渉と並行して行われた。イランは、拘束中の米国人4人がテヘランのエヴィン刑務所から自宅軟禁に入るのを許可したが、5人目はすでに自宅軟禁下にあった。
先週、情報筋がロイターに語ったところによると、イランは韓国にある60億ドルのイラン資金の凍結を解除する合意の一環として、拘束していた米国人5人を解放する可能性があるという。
ロイター