
スーダン、ワドメダニ:スーダン紛争が5カ月目の終わりを迎える中、スーダンの首都ハルツームの南部で10日、空爆があり、少なくとも40人が死亡し、数十人が負傷したと地元の活動家たちが報告した。
犠牲者数が修正されたことで、10日の朝の襲撃は、国軍トップのアブドゥルファッターフ・ブルハン・アブドゥルラフマーン・ブルハン将軍とその元副官で準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」を指揮するモハメド・ハムダン・ダガロ氏の間で4月に勃発した紛争における単独の攻撃としては最大規模の犠牲者を出したことになる。
「現地時間午前7時15分(世界標準時5:15)頃、軍用機がクォーロ市場周辺を爆撃した」と、かつて民主化デモを組織し、現在は戦時下における支援を提供している多くの団体のひとつである現地の抵抗委員会は述べた。
「クォーロ市場での虐殺の犠牲者の数」は午後までに40人に増加したと抵抗委員会は述べ、30人としていた死者数を修正した。
抵抗委員会は、近くのバシャール病院に死傷者が殺到し続けていることから、さらなる死者が出ることが予想されると述べた。
同病院は、この地域のすべての医療専門家に対し、「増え続ける負傷者」の治療に協力するよう「緊急アピール」を出した。
ACLED(Armed Conflict Location and Event Data Project:軍事紛争データ分析プロジェクト)の控えめな推計によると、4月15日に勃発した紛争は7500人近くの死者を出している。
負傷者や死者の多くが病院や遺体安置所にたどり着かないため、実際の死者数ははるかに多いと推定されている。
多くの地域へのアクセスは完全に遮断されており、双方の紛争当事者は敗北を宣言していない。
紛争勃発からほぼ5カ月が経過したが、双方とも決定的な優位をつかむことができないでいる。
スーダン軍はハルツーム上空を支配し、RSFの戦闘員は街の通りを支配し続けている。
スーダン軍は、住民を立ち退かせたり、家を乗っ取ったりすることでRSFが拠点を構える住宅地への無差別砲撃を繰り返したとして非難されている。
戦前の人口が約500万人だったスーダンの首都からは、280万人以上が逃れている。
ハルツームを離れられない、または離れることを拒否した人々は、空爆や砲撃、市街戦にさらされ続けており、貴重な水と電気の使用を制限することを余儀なくされている。
首都に加えて、戦闘は主にダルフール西部に集中しており、そこではRSFとその同盟勢力に関連する暴力により、国際刑事裁判所は戦争犯罪の疑いについて新たな調査を開始した。
国連によると、合計500万人以上が家を追われており、そのうち100万人が国境を越えて避難しているという。
紛争初期の数カ月間に、米国とサウジアラビアが仲介した複数の休戦協定は組織的に破られ、6月に両仲介国による交渉は中断した。
エジプト、南スーダン、カタールへの訪問を含む最近のブルハン氏の動きは、交渉への復帰の可能性を示しているが、ブルハン氏とタガロ氏は敵対的な発言を続けている。
AFP