
ワドメダニ、スーダン:元副官との壊滅的な権力闘争で正当性を争う中、スーダン軍司令官は13日に8月下旬以来5回目の海外歴訪となるトルコに向かった。
主権評議会の発表によると、2021年のクーデターを主導して以来事実上の国家元首を務めてきたアブドゥルファッターフ・ブルハン司令官は、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と「二国間関係とそれを強化する方法」について会談する予定である。
4月15日にブルハン司令官の支持者と元副議長のモハメド・ハムダン・ダガロ氏率いる準軍事的組織の即応支援部隊(RAF)の戦闘員との間で戦闘が勃発して以来先月末まで、ブルハン司令官はハルツームの軍司令部内で包囲下にあった。
その後、紅海沿岸の都市ポートスーダンを新たな拠点とし、エジプト、南スーダン、カタール、エリトリアを訪問した。アナリストによると、これは紛争終結に向けた交渉が行われた場合に自身の信任状を得るための外交的圧力であるという。
「武力紛争場所およびイベントデータプロジェクト」の控え目な見積もりによると、この戦闘ですでに7,500人近くが犠牲となっている。特にハルツームとダルフール地域の主要な戦場では、13日になっても戦闘が収まる気配はなかった。
「(南ダルフール州の州都)ニャラの2つの市場を襲った空爆で、民間人の死傷者が出た」と目撃者は電話で語った。
ブルハン司令官の正規軍は、空軍による戦闘の唯一の当事者である。
目撃者によると、12日に首都から青ナイル川を越えた北ハルツームで、RSF戦闘員による砲撃により少なくとも17人の民間人が犠牲となった。
国連の統計によると、この紛争で500万人以上の人々が避難を余儀なくされており、その中には国境を越えて逃れた100万人が含まれている。
AFP