
岸田文雄首相は7月にドイツを訪問し、ショルツ首相と会談する方向で調整に入った。日本政府関係者が18日、明らかにした。重要鉱物や半導体のサプライチェーン(供給網)確保など経済安全保障分野の連携強化を確認する見通しだ。
岸田首相は7月9日から11日まで米ワシントンで開催される北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席する方向。これに合わせてドイツを訪れる想定だ。
日独両政府は今年1月、自衛隊とドイツ軍の間で燃料や弾薬の融通を可能にする物品役務相互提供協定(ACSA)に署名した。日本側は国会承認を今月終えており、首脳会談では安保協力の拡大について協議。ウクライナ情勢や威圧行動を強める中国の動向に関しても意見を交わす。
時事通信